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2018-05-16

外国人観光客

 近頃、私の使うローカルな電車でも外国の観光客と遭うことが多くなり、先日も30代くらいの男性3人組を見かけました。「ドイッチュ」という単語が連発されていたので、ドイツ人だなぁと。足元を見ると、色合い鮮やかなスニーカー。(これドイツ人の特徴です。プーマやアディダスの生産国ですものね。)電車が空いてきて3人の様子がわかり、そのうち1人はしゃれた髪形で服にも気を配っていて、前とは変わったんだなぁと思って見てました。

 

私のドイツ人の印象は、多くは服装にはこだわらないというもの。(もうかなり前の話です。)そもそも西洋人は、頭が小さく、足はまっすぐでスラーっとしていて、彫刻の様に美しいので、若いうちはオシャレは必要ないのでしょう。

 

でもおばあさんになると、一気におしゃれ度が上がります。バスや市電で見かける彼女らは、髪型、メイクもばっちり決めて、ぱっと明るい色合いの服装。そして耳や手をジュエリーが飾っていました。年代物の渋く光るジュエリー。かつて大切な人から贈られたり、家に代々伝わり、先祖や本人とともに過ごし、たくさんの思い出が詰まっている…。それがあるだけで、今では皺が深く刻まれたお顔や手も、誇らしげに輝いて見えました。どんな思い出があるのかしらと、見ている側も、想像が広がります。私がジュエリー好きになったのは、その頃の景色が焼き付いたから…と思います。

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